マインドフルネスという言葉を聞いたことはないでしょうか。マインドフルネスとは、グーグルが取り入れたことにより有名になったマインドコントロール法のことです。自分の気持ちを無理に我慢するのではなく、ありのまま受け入れることで、心の平穏を保つという手法のことをいいます。

ストレスの原因には色々ありますが、特に怒りの感情は強烈なものであり、付き合うのがなかなか難しいものです。怒りの感情が爆発して家族や他人にあたってしまい、結局自己嫌悪に陥ってしまうといった事例はよくあることです。その反面、怒りを我慢したとしても「あのときに言い返せばよかった」と思い返してストレスになることもあるでしょう。

こうしたトラブルを引き起こす怒りは、悪いものとして見られがちですが、そんなことはありません。それは誰しもが抱くことのある自然な感情です。むしろ、怒りをきちんと出すことで、自分や大切な人を守れることもあります。怒りを感じても罪悪感を覚える必要はなく、同時に溜め込む必要もないのです。

ただ、その怒りをそのまま感情的に出してしまうと、もちろんトラブルの元になってしまいます。そこで重要なのが、正しい怒り方をすることです。感情的にならず、まず自分が怒っている原因を把握して、相手を刺激しない形で冷静に問題を伝えるようにしましょう。とはいえ、「感情的にならないことが難しい」という方もいるかと思います。そこで役に立つのが、アンガーマネジメントの手法です。怒りを覚えたら、6秒ほど待ってみましょう。怒りのピークは長くても6秒間といわれており、秒数をゆっくりと数えるだけで、少し気持ちが落ち着いてきます。ぜひ怒りがこみ上げてきたときは、頑張って試してみてください。